2018/02/06

ひかりふる路から、フランス革命を読み解く~私が観劇の参考に読み漁った本たち~

フランス革命に関する本って、ものすごくたくさん出ている
昨今の新書ブームに乗って
色々な角度に焦点を当てた本があって
5000円くらいする分厚い単行本、長編の歴史小説、ライトにまとめた新書などなど、星の数ほど出ている。

ただ、
私が読みたい!
読んでよかった!!

って思えた本って実はものすごく少ない。
ある一定の歴史を深く勉強するのは幕末に続いて2回目だけど
幕末の勉強を始めたときに司馬遼太郎さんの小説を読み漁ったことが、あとあと私を苦しめるというかなんというか大変だったトラウマがあるからだ。
司馬遼太郎さんの小説の登場人物はみんなすこぶる魅力的で、ストーリーも面白く、寝食忘れて読み漁ったのだけれども

物語としては最高に面白いけど
歴史資料ではない!という事を忘れてしまうほど魅力的だった

だから、司馬先生の書いた小説の中の登場人物が
まるで史実の人物のように思えてしまって
あとあと、史跡をめぐったり資料を漁ったりするうちに
たくさんのギャップにもがくことになる
結局完璧にイメージを拭い去ることは出来なかった

そこから、
何かを学ぶときは極力誰かのイメージの手垢がついたものを読みたくない。
文章の書き方の合う合わないもあるのだけれど
フランス革命を扱った文章を書く方には
なぜか偉そうな文面(これは義弟とこの話をしたときも同一見解だった)の人が多くてしんどい。

私が求めるのは

現存する資料を個人の見解無く読み解いた本

なかなかこの理想の本はない
なので、極力自分のイメージに近い見解の持ち主の本も含んで読んだ。

あまり1人の人に偏って物事を知りたくないので、できるだけたくさんの方の本を読もうとしたけど、
フランス革命を扱った本という割には内容がぺらぺらのものも多くてがっかりすることも度々だった。

どうやら私が読みたい本は英語圏とフランス語で書かれているものが多いらしく

語学力がない私には絶望的!!

おそらくあと2~3年すれば自動翻訳がもうちょっと精度があがると見込んで、英語圏の本は見つけたら買っている状態。


さて、

昨年、フランスの国営放送からマリー・アントワネットに関する密着取材を受けた際に、
自分があまりにも浮かれポンチにフランス革命を理解していないと悟り、勉強せねば!!っと思った矢先に、だいもんのお披露目がロベスピエールに決まった。
決まった直後にフランスへ渡航。パリのコンシェルジュリ等でその場の空気に触れることが出来た。

そして漫画「イノサン」にドはまり。
イノサンは、パリの処刑人を扱った漫画で
ルイ16世も、アントワネットも、ロベスピエールも
みんなこの人によって処刑された
現在まだ連載中。
ベルサイユのばらに失望した私に現れた救世主のような漫画!
グロイし、エロイし、最近はファンタジーかましまくりだけど
ひかりふる路の中のフランス革命は正直

キレイすぎる!

ので、言葉だけではない血なまぐさいがどんなものか
ビジュアルで見てみたい方は最新刊がおススメ
悪名高い9月虐殺がリアルすぎるほどリアルに見れます…

『イノサン Rougeルージュ 7 』


漫画「イノサン」自体はまだ革命の序盤で、革命には触れている程度ですが、この漫画の原作がとても興味深く面白いのでおススメ

『死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男』


処刑人という立場から革命を見つめたサンソンの苦悩が想像以上で、かなり興味深かったです。

この本と同じ安達 正勝さんが書いた

『物語 フランス革命』


以前も書きましたが、読みやすい文体と
「ひかりふる路」に登場した人物が少しずつたくさん知ることが出来てお得感があります。とても面白かったです。

ちょっと違った角度から
革命家やフランス革命にかかわる人々の肖像画をまとめた1冊

『フランス革命の肖像』



この本を書かれた佐藤 賢一 さんは長編のフランス革命の小説を書かれてらっしゃいますが、

ものすっごい文章が私と合わず!

1冊買って10ページくらいで挫折しました…本買って読みきらないなんてこと無いんだけどね。なかなか。
合わないもんは合わん!
ただ、この本はたくさんの顔ぶれをギュッとまとめてあって便利です!


フランス革命の大まかな流れや登場人物や出来事を
図解を使って非常にわかりやすく説明してくれるのが

『世界史劇場 フランス革命の激流』


河合塾監修のガチの参考書ですが
すごくわかりやすいです
コレを読んで「ひかりふる路」を見れば
よりスムーズに、隅々まで物語を楽しむことができます
ものすごいスピードでものすごい端折ってる物語だけど
生田君が細かいところにこだわってるのがわかります



ロベスピエール本人の事を知れた気がしたのはこの2冊

1冊目は『シャルロット・ロベスピエールの回想録をひもとく』


劇中で野々花 ひまりちゃんが演じている、マクシムの妹さんの話を書き留めてまとめた1冊です。
妹さんはマクシムの粛清後、迫害を恐れてひっそりと引きこもり、生涯独身ですごしたそうです。
相当仲のよい兄妹だったようで、やや、兄を崇拝しすぎwwみたいな部分もあります。
あくまで彼女からみた優しいお兄さん。人間としてのマクシムが垣間見れる気がします。
ただ、汚名を返上するために、ちょっと言い過ぎかもな…みたいな部分もありましたがマクシムの革命以外の部分に触れることが出来る貴重な1冊です

そして最後に
『ロベスピエール』
ピーター・マクフィー (著),‎ 高橋 暁生 (翻訳)


先日も紹介した3900円くらいする辞書のように分厚い本です。
文章が読みにくく、言葉が難しく、フランス人の名前が覚えられず、
日本語の辞書を引きつつ、人物相関図を書きつつ読み進めました。

苦労して読んでますが(まだ読み終わってない)
その苦労の分、この1冊が一番ロベスピエールを感じることが出来ます
私はこの本が1番面白い!!
すごいおススメとは言いかねますが…生田先生がこの本をかなり参考にしていることは確かです!
(ポスター撮影の段階で鳥かごやカナリアを登場させていた意味もなんとなくわかります)

他、私の大好きな中野京子さんの著書「怖い絵」シリーズで、画家のダヴィットに関する項目が結構面白かったです。
「ひかりふる路」では至高の祭典の演出として登場しますが、
マリー・アントワネットの最後の肖像を描いたのも彼であり、球戯場の誓いも、ナポレオンの戴冠も
長いものに巻かれまくったゲス感と(時の権力者に媚びる)描く絵の素晴らしさのコントラストが人物として興味深いです。
ギロチンに向かうダントンに罵倒を浴びせられたとういうエピソードもある。


ここに紹介している本の3倍くらいの量の本をこの公演が始まってから読みました。
つまらないものもたくさんあったし、私に合わないものもたくさんあった。
でも少しずつ拾える知識や事実を吸収して、私の中のイメージが出来上がって、それと照らし合わせながら生の舞台を楽しめる贅沢な3ヶ月間

本当に幸せでした

この日々を胸にっ
5月のパリで史跡を訪ねて、この目で見て感じてこようと思います。

今日、BDが手に入ったからね!
細かい部分をしっかりチェックしながら見れるってことで
私の中のフランス革命ブームまだまだ続きそうです。

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