2018/02/14

大胆にいきたい!ダントンという男~ひかりふる路・感想文4~

マトカは咲ちゃんがダントンを演じる上で必要な要素だった

そう思う。

あの衝撃のマトカを私は一生忘れることは出来ない
駄作とかなんとかを超越した何かを感じるマトカ
それはもう呪いのように…

青年館に行くたびに思い出し
ディズニーシーに行くたびに思い出し

永久に付きまとうマトカ!!

でも、あのネモ船長は咲ちゃんに大きな男役を演じるということを教えてくれた気がする。

男役としてのどっしり感というか、
どーんと構える落ち着きというか、

そういう必要な要素を教えてくれた。
それをダントンを通して感じれただけでも!!それが何だったのか、今でもよくわからないネモ船長を、咲ちゃんが演じた意味があった気がした


もちろんネモ船長だけじゃない

斉藤一も、ドン・ジュアンでのカルロも
大きく咲ちゃんを成長させた

特にカルロをやってなかったら
今回のダントンがここまでだいもんの芝居にくらいつけなかったんじゃないかと思う。

咲ちゃんが目一杯の力を出し切って
だいもんのマクシムを大きく包み込もうとする姿を見ながら、最初のうちは頑張ってる咲ちゃん!!っと胸を熱くして応援の体制だったのに

いつしか咲ちゃんのダントンがすっかり出来上がって
頑張ってる咲ちゃんの姿ではなく
咲ちゃんが演じるダントンそのものに惹かれてた

冒頭のジャコバンクラブの大胆に行こうぜもいいけど
処刑間際の大胆に行こうぜ~は鳥肌が立つことが何度もあった
あの迫力がすごいから、サンジュストのお芝居も変わったんだよね。

マクシムとのやり取りは、見るたびに違うので何度見ても飽きなかった

今日のマクシムがどう出るのか、
ダントンはそれを受けてさらにどう出るのか、

だいもんと咲ちゃんのお芝居の掛け合いを見守るのが本当に楽しかった。

ときたまマクシムがぶっ飛ばしすぎて突っ走り気味になることがあったけど、
そんなときはダントンも一緒に突っ走りつつ、
でもちゃんと、お芝居をしっかりまとめてて

咲ちゃんがすごく大きく見えた

大胆にいこうぜ!と歌って
大胆に生きていたダントンだけど
実はとっても繊細で、ナイーブな面もあって
ダントンは実際にもモテた人らしいけど


咲ちゃんのダントン
良いオトコだなぁ!!


コマのカミーユとの掛け合いも良かった

♪友よ 君だけが頼り

にかぶせて、友を見捨てたりはしない
と歌うダントンの決意にキューンっと涙が出る

マクシムを説得するために
彼を恐怖政治から引き戻すために
命をかけて戦うダントンの姿に胸が熱くなる。

わかってるのに!
分かり合うことを拒絶するマクシムの苦しさと、引き戻せなかったダントンの無念さ

同じひかりを目指していたはずなのに…

歯車を止めることも、逆に動かすこともどうにも出来なくて…
あのラストを迎えることになるのは史実だからしょうがないのだけれど…

やっぱりとても切なかった。

どんなにぶつかっても、どんなに言い争っても、
ダントンとマクシムの間には友情を感じたから余計に。

この2人の絆の深さというか、
表面だけではない心の通ったお芝居は
やっぱりドン・ジュアンでの2人があって
咲ちゃんがさらに大きくなったからだなっとすごく思った

ただの喧嘩
2人にしかわからない喧嘩

カミーユですら立ち入れなかった
それを客席から垣間見たからこそ

追い詰められてどうにも出来なくなってしまったロベスピエールという人の悲しみをより強く感じる。

このミュージカルには誰1人欠けても成り立たないものだったけど、咲ちゃんのダントンじゃなかったら、もしかしたらこんなにはまらなかったかもしれない。

千秋楽の日のマチネ
最後の言い争いのラストに

断る!

っと席を立つマクシムを
ダントンは抱きとめようとした

友を大きく包み込もうとした

包容力ともまたちょっと違う、必死な中から生まれた仕草だったんだと思うけど

もうこの手はマクシムと繋がれないという絶望感で胸が張り裂けそうだった。

こんなに強く思われて
命をかけて説得してくれる友をマクシムは殺したことで結局絶望においこまれていくけど、その絶望が深ければ深いほど物語はよりドラマチックに展開していくので、この2人の友情はまちがいなく物語の大きな核だった。
これにプラスしてマリー・アンヌとの愛も織り込んだんだから、生田先生の脚本マジすごい!ってやっぱり思う。

ころころ変わるマクシムの表情を見て、呼吸を感じ取って、食らいついてお芝居するダントン

まさか咲ちゃんがこの役でこんなに大きな男役になるなんて思っても見なかった。

ダントンはまちがいなく、今後の咲ちゃんの糧になる役だろうなって思う。
そして、これからも2番手としてだいもんの下に咲ちゃんがいてくれることが心強いなっとすら思う。

だいもんが舞台の上で、その力を力一杯発揮できて、それに雪組生が食らいついて作り上げる今回のような舞台が、私が見たい演劇の理想

宝塚は色々な組の色があって、おもしろいけれど、やっぱり今の雪組が最高におもしろい!!

今後も、咲ちゃんがどんな男役になっていくのかどんなお芝居を見せてくれるのか、楽しみなことこの上ない。

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